同ラボは、台湾のQi仕様であるBase Power Profile(BPP)、Extended Power Profile(EPP)、PPDEの試験認証サービスを提供しています。
デジタルコネクティビティおよび充電技術の試験・認証サービスおよび自動試験ソリューションの世界的リーダーであるGranite River Labs(以下「GRL」)は、ワイヤレスパワーコンソーシアム(以下「WPC」)がGRL台湾を台湾で唯一のQi ATLとして正式に承認したことを受け、幅広い事前認証および試験認証サービスの多様化を進めています。同ラボは現在、Base Power Profile(BPP)、Extended Power Profile(EPP)、PPDEの試験認証サービスを提供しています。携帯電話、ワイヤレス充電器、その他のウェアラブル技術などのワイヤレス充電製品の開発者やOEM は、コンプライアンスに向けたより強固なサポートを期待できるようになりました。
GRL台湾のQi ATL for TX ラボは、最先端の自動化技術と直感的なユーザーインターフェイスにより、より高い精度とスピードを追求した独自の試験装置を備えています。これは、既にQi ワイヤレス充電規格の認証試験を提供しているGRLのサンタクラララボに続くものです。この開発によりGRLは、最大5Wの出力をサポートする旧規格のBPPに加え、最大15Wの出力をサポートする新しいEPP仕様に依存する機器の OEMをサポートすることができるようになりました。
GRLのワイヤレス試験能力はさらに強化され、サムスン製のPPDEワイヤレス充電スコープが GRLによって承認されたほか、Qi PC0スコープの BPP 1.3 PTx および EPP 1.3 PTx を使用したサムスン電子のモバイル機器の急速ワイヤレス充電試験もGRLによって承認されました。BPPと比較して高い電圧と電流を伝送することで、PPDEは携帯電話メーカーが増大する電力需要に対応することを可能にします。そのため、PPDEのような独自の充電方式を使用するワイヤレス充電器のQi 認証のためのコンプライアンス試験は、今後必須となります。サムスンは2015年以来、スマートフォンのワイヤレス充電技術をリードし、提唱してきました。
今年発表された新しいワイヤレス充電規格「Qi2」は、充電器と機器間の最適な位置関係を確保することで充電転送を最大化するよう設計された一連の磁石によって、ワイヤレス充電速度を従来の5W~15Wから15Wに標準化したものです。この新しい磁石構成により、エネルギー伝送効率は最大 85-90%に達し、世界的な産業が持続可能性を求める傾向にある中、Qi2 はより環境に優しい選択肢となっています。
携帯機器だけでなく、ワイヤレス充電機能はホームオートメーションやスマート自動車などの市場にも普及すると予想され、人工知能を強化したライフスタイル機器の需要が世界中で急増する中、この業界も勢いを増しています。技術の向上が進むにつれて、さまざまな業界のOEMが自社製品にワイヤレス充電を組み込む割合が増えることが予想されます。
GRLのPresident of Worldwide ServicesであるHolger Kunzは次のように述べています。「私たちは、台湾のお客様に信頼性の高い試験をお届けできることを嬉しく思っています。私たちのグローバルなATLネットワークを米国とアジアの主要拠点に拡大することで、急成長するこの市場で競合各社との競争に対応することができます。」「私たちの試験装置のモジュール設計により、最新のQi規格が開発されるたびに、それに準拠した試験を提供することができ、お客様が優位に立つために必要なアドバンテージを得ることができます。」
WPCのExecutive DirectorであるPaul Struhsakerは次のように述べています。「ワイヤレス充電の新時代を切り開くにあたり、安全性と標準化は私たちの最優先事項です。私たちは GRLと緊密に連携し、家電OEMがワイヤレス充電の可能性を最大限に引き出し、世界中のユーザーがこの技術を享受できるよう支援することを楽しみにしています。」
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