HDMI®, USB, Lightning, DisplayPort™, and Thunderboltのケーブル、コネクタ、PCBの量産試験用テスター
GRLのケーブル製造ライン用シグナル・インテグリティ・テスター(C-DI20)は、操作が簡単で、測定ベンチや大量生産ラインの検査設備として費用対効果の高い装置です。C-DI20は、より高価で複雑な試験装置を用いて、知識を持った専門家が行わなければならないSI試験を誰でも簡単に実行することができます。オペレータは、C-DI20にケーブルを接続し、GRLソフトウェアが表示する合格・不合格の表示を見るだけです。C-DI20はラックマウント式の筐体で、厳しい製造現場環境でも使えるように頑丈に作られています。
C-DI20は、ネイティブ差動TDRを使用して、インサーションロス(挿入損失)、リターンロス(反射損失)、差動インピーダンスなどの主要なSI特性を自動的に測定します。C-DI20は、USB、HDMI、DisplayPort、Lightning、Thunderboltなど、さまざまなインターフェース規格で定められた仕様のリミット値と実測値をグラフィカルに表示し比較することができます。
C-DI20は、480Mbps(USB2.0)から20Gbps(USB4TM)の速度に対応した柔軟な構成が可能です。HDMI 2.1(12Gbps)、DisplayPort、車載用・産業用の各種インターフェースもサポートしています。C-DI20は、RFスイッチを内蔵し規格に準じたテストフィクスチャにより、ボタンを押すだけでケーブル内のすべてのレーンを自動的にテストします。
C-DI20は、ソナーのピンガーのように、正確に制御されたパルスを送受信し、製造上の欠陥の位置とその深刻度を正確に特定することができます。このような欠陥は、反射などによりシグナル・インテグリティの悪化を招き、結果として相互運用性の問題を引き起こす可能性があります。エラーに対する許容量が少ない高速インターフェースでは、簡単な操作でシグナル・インテグリティを検査できるC-DI20は製品に対する厳しい仕様を満たすための最も効率的でコスト効率の高いツールです。
C-DI20はGTrusted Benchmark Scoringツールを活用し、複数のケーブルの特性を集合した大規模なデータセットに対して簡単に統計解析を行うことができます。この統計・トレンド分析ツールにより、ケーブルメーカーはケーブルの真の性能をより良く理解し、優れた品質管理・運営を実現することができます。
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