GRL日本はQi 2.1仕様の全範囲に対応した試験認証サービスを提供する世界初のWPCから承認された認定試験機関(ATL)です。
エンジニアリングサービス、デジタル接続および充電技術の自動テストソリューション、専門的な市場アクセスサービスにおける世界的リーダーのグラナイト・リバー・ラボ(Granite River Labs、以下「GRL」)はWireless Power Consortium(WPC)からのGRL日本を Qi 2.1 の全プロファイルのテストをサポートする最初の認定テストラボ(ATL)としての公式認定によって、また引き続き当社のプレ認証とテスト認証サービスを拡大しました。日本ラボはこれにて台湾とサンタクラララボに並び、Qiワイヤレス充電規格の認証試験を提供する三つ目のラボになりました。ワイヤレス充電製品のメーカーおよび開発者は世界各国において包括的なコンプライアンスサポートをご利用いただけるようになりました。
Qi 2.1はWPCが策定するワイヤレス充電規格の最新アップデートであり、従来は5Wから15Wまで可変だった充電速度が、標準化された15Wに統一された点が大きな特徴です。このバージョンでは、「アクティブ・アライメント・パワー・プロファイル(APP)」や「マグネティックカバー機能の強化」といった新機能が導入されており、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、アクセサリーなどのさまざまなカテゴリーの機器のより正確な電力供給、位置合わせの精度向上、さらにはエネルギー効率の改善が実現されています。
GRL日本は以下のQi 2.1試験と認証サービスを提供しています:
- ベース・パワー・プロファイル(BPP)
- エクステンデッド・パワー・プロファイル(EPP)
- マグネティック・パワー・プロファイル(MPP)
- アクティブ・アライメント・パワー・プロファイル(APP)
- マグネティックカバー・パワー・エンハンスメント(MCPE)
- マグネティックカバー・パワー・マグネット(MCPM)
GRL日本はQi 2.1の全仕様に対応した世界初の認定試験機関(ATL)であると同時にAPP試験における唯一の公式認定試験ラボです。この実績は自動車、工業デザイン、半導体、バッテリー技術といった幅広い産業分野において、製造者が認証とコンプライアンス試験にスムーズかつ効率的にアクセスできます。GRL日本は試験ツールの開発で培った高度な技術力と試験に関する豊富な専門知識で精密なエンジニアリングと日本が誇る品質基準への揺るぎないコミットメントを実現しています。この進歩は次世代ワイヤレス電力技術の導入を加速させるとともにグローバルなワイヤレスエコシステムにおける日本の国際競争力を強化します。
この発展はQi 2.1のすべての電力プロファイルと送電機・受電機ケースといった全デバイスタイプの試験に対応したGRLトランスミッター(GRL-C3-MP-TPR)とGRLレシーバー(GRL-C3-TPT)のWPCからの公式認定に続きます。GRLはこの実績を踏まえ、次期Qi 2.2仕様に向けた試験ソリューションの開発をすでに進めており、今後も高品質な試験サービスを通じてその普及をサポートしていきます。
「GRLは試験サービスと規格開発における専門性を活かし、Qiエコシステムの強化に取り組んでいます。Qi 2.1の試験体制を拡大することで、より堅牢で相互運用性に優れた将来性のあるワイヤレス充電環境の実現に貢献しています。」とGRLワールドワイド・サービス担当プレジデントのホルガー・クンツが述べました。 「コンプライアンスと高速デジタル試験の分野で最先端を走っている当社は世界中の製造者が信頼性の高い次世代ワイヤレス電力ソリューションを市場に投入できるよう支援しています。今後はQi 2.2とその25W電力プロファイルへの対応も見据え、進化を続けるワイヤレス充電業界への貢献をさらに強化していきたいと思ってます。」
お問い合わせは mktg@graniteriverlabs.comまでお願いします。